こんにちはHomareです。
どの回でもお話ししたとは思いますが、パン屋さんは個人で行う仕事ではなく、チームとして働いていくお仕事なので1人が遅れてしまうとみんなに影響してしまいます。
まぁ今の時代少し遅れたくらいでゴタゴタ言う人も少なくなっては来ていると個人的には思いますのでそこまでは気にしていないんですが、少しでも周りに迷惑をかけたくないって人もいますのでその人たち向けにパン屋さんの仕事の効率化のお話をしています。
もし興味のあるかたは最後まで見ていただけるとありがたいです。
分割の効率化
正直言ってちゃんと切れるのであれば私はどっちでもいいと思いますが、グラムなどを正確にしていくのであれば振り子の分割機であると微妙に誤差が生まれますのでデジタルの方が正確と言えるでしょう。
細かくなるとパンも美味しくなくなる?
余談にはなりますが、パンはいじり過ぎてしまうと生地が痛んでいき焼き上がりの膨らみなどにも影響します。
膨らみがイマイチになればその分ふんわり感もなくなってきますので食感や味にも変化が出てきます。
昔から「パンは出来るだけ触らない方が美味しい」とも言われているくらいですので分割の時も出来るだけ少ない数で規定のグラムにしていくのがポイントとなります。
切る時のポイント!
とは言っても「1回で綺麗に切れるわけがない!」
それもそうです。
たまには1回でちょうど良い大きさになることはありますが毎回うまくいくわけではありません。
ですが回数を少なくするにはポイントがあります。
これは分割初心者に必ず教えている方法でみんな成功しています。
その感覚がだんだん自分の中で掴めるようになれば見本をなくしても切れるようになります。
誰でも最初からうまくいく人はいませんから最初は基本に忠実にやっていけばいいと思います。
丸めは最初は難しい物
丸めが下手な人は丸めた生地も形にはなっていますがヘニョンとしてます。
丸めが上手な人ほど生地がしっかりしていてその状態でも美味しそうに感じます。
正直なところこれもやってみての感覚にはなってきますので練習が必要です。
正しいパン生地の丸め方については別の記事にて詳しく解説してますのでそちらを参考にしてみてください↓↓↓
パン生地の基本成形「丸め」のやり方と重要性を理解するだけでパンも変わる!
丸めの大事なポイントとは?
パン屋さんでは丸め以外にも成型時などにこの「張り」が非常に重要となってきます。
この生地の張りが上手くいくことで生地の中のガスが抜けずらくなり発酵も順調にしていきます。
丸めが不十分で横の方が破けていたりするとその部分から内部のガスが漏れ、ちゃんと丸めた生地との差が出てきてしまうんです。
最初のうちは両手でもいいのでガスが抜けないように生地の表面を張らせる意識をして練習をするのがおススメです。
包むだけというのは誰でもできる
この包餡1つでも下手な人と上手な人で違いが目立ちやすく、あんぱんですと餡子がかたよっていたり、生地を閉じることに意識し過ぎて下が生地で分厚くなり上部分は薄皮になってしまいます。
なので誰でも出来るというのは間違いになり・・・
誰でも出来る=上手い下手の差が出やすい
ということになります。
簡単そうで簡単ではない?
生地に餡を詰めていこうとするとなかなかみんながやっているように餡が入っていかずドンドン包にくくなってしまう・・・
最終的には生地もベタベタになってしまい商品化は難しくなってしまいます。
慣れるまではひたすら練習して体で感覚を身につけること。
まとめ
今日はパン屋さんの中間・分割の作業効率についてお話ししてきました。
パン屋さんの仕事は毎日同じような作業なので時間とともに上達はしてくると思いますが、意識などの違いで成長スピードはかくだんに違ってきますので周りと差をつけたいと思っている方やお店の役に立ちたいと考えている人は是非トライしてみてください。
それでは今日はこの辺で
バイバイ